妊娠中にむくみやすいのはなぜ?簡単にできるむくみ対策

スポンサーリンク
妊娠中
スポンサーリンク

妊娠中はなにかと身体に変化がおこりますよね。つわりや嗜好の変化、体の不調などさまざまありますよね。中でもむくみは妊婦健診でも毎回チェックされる項目の1つです。妊婦さんは、非妊娠時に比べて実はむくみやすいんですね。今回は妊娠中になぜむくみやすいのか?ということと、むくまないために実際にやってみて効果的だった簡単な方法をご紹介します。

妊婦さんはなぜむくみやすいのか?

妊婦健診で、毎回足首をチェックされますよね。あれは実はむくみをチェックしているんです。普段から靴下を脱いだときに、ゴムの跡がなかなか消えない!という人は注意が必要です。

そもそもむくみとはなんでしょう。むくみとは漢字では「浮腫み」と書きます。医療用語ではこのむくんだ状態を「浮腫(ふしゅ)」と言いますが、これは血管内の水分が血管の外に出てしまい、この水が細胞と細胞の間にたまってしまった状態のことを指します。

普段あまりむくみに悩まされたことがない!という方でも、妊娠するとこの症状が現れる方も結構多いようで、妊婦さんの3割くらいに見られるとの結果もあります。

では妊婦さんがむくみやすい原因を、1つずつみていきましょう。

1.循環血液量の増加

妊娠すると胎児に必要な栄養分を送るため、血液量が増えます。さらに、胎児の血液循環や羊水も母体の血液から作られるため、臨月に入ると妊婦の血液量は非妊娠時の30~50%も多くなるともいわれています。ただ、この血液量も、非妊娠時の血液の濃さがそのままの濃度で増えるわけではありません。

血液には大きく分けて赤血球・白血球・血小板・血漿といった4つの成分に分けられますが、妊娠すると特に「血漿」成分が増えると言われています。この血漿はいわば血液の「液体成分」であり、ほとんどが水分です。そのためこの水分が血管外にも出やすくなり、むくみが起こりやすくなると考えられています。

2.子宮が大きくなることで血管を圧迫し、血液循環が悪くなる

胎児の成長に伴い、子宮もどんどん大きくなります。それにより「下大静脈」という大きな静脈が圧迫されやすくなります。この下大静脈は下肢から心臓に戻ってくる血管なのですが、大きくなった子宮に圧迫されることで、循環が悪くなります。それにより下肢に血液がたまりやすくなり、結果むくみにつながってしまうと考えられています。

3.プロゲステロンというホルモンの影響

妊娠中は「プロゲステロン」という妊娠を継続させるためのホルモンが分泌されています。このホルモンは身体に水分をため込みやすくするはたらきがあります。そのため、妊娠中はむくみがおこりやすくなってしまうのです。

むくみ対策

妊娠中はこれらの原因によって浮腫みが起こりやすくなるんですね。でもだからと言ってむくみを放置していいわけではありません。むくみの陰には実は「妊娠高血圧症候群」が潜んでいるかもしれないのです!

この妊娠高血圧症候群は血圧が140/90mmHg以上尿たんぱくが0.3g/日以上出ている状態が基準とされますが、「むくみ」の症状が出ている場合が多く見られます。

妊娠高血圧症候群になると、胎児の発育不全や、胎盤が早期にはがれてしまい酸素や栄養素が胎児に行き届かなくなる「常位胎盤早期剝離」、さらには早産や最悪の場合死産してしまうこともあります。

また胎児だけではなく母体にも脳出血子癇HELLP症候群などといったリスクが高まります。このように妊娠高血圧症候群は母子ともに危険な状態になりうるため、しっかりと治療しておく必要があります。

この妊娠高血圧症候群ですが、もともと高血圧の既往がある方や、腎疾患や心疾患のある方、40歳以上の方、初産の方などがかかりやすいと言われています。

ちなみに私は普段から血圧が90/45mmHgくらいなので、妊娠中高血圧になることはありませんでしたが、「なんだか朝起きたら少し顔が腫れぼったい」感じや、「夕方になると靴下を脱ぎたくなる」ような感覚はありました。そのため、多少はむくみがあったのかなと思います。そんな時に実践して効果があったむくみ対策を5つご紹介しますね。

1.足を心臓より高くあげて寝る

特に足のむくみには足を高くして寝るのは効果的です。普段立ったり座ったりして生活していると、どうしても重力によって血液は足の方にたまりやすくなります。そのため、足を心臓よりも高くして寝ることで、足にたまった血液を心臓に戻してくれるはたらきをするんですね。

足を高くあげて寝るには、足の下に枕を置いて寝ると良いですよ。あまり高くしすぎると今度は腰に負担がかかるため、自分に合った高さを選びましょう。

2.マッサージをする

寝る前に足の指先と土踏まずのあたりをぐりぐりとマッサージし、「足首➡ふくらはぎ➡膝裏」、そして「膝裏➡太もも➡鼠径部」の順に「痛気持ちよい」くらいの強さで「足にたまった血液を流すイメージ」でマッサージするとより効果的です。足がむくんでつらい人はぜひ試してみてくださいね。このマッサージはお風呂でリラックスしているときにやっても効果的ですよ。お風呂でのマッサージは温浴効果も相まって、血流が良くなるため効果が高いとされています。

3.着圧ソックスを使用する

着圧ソックスも効果的です。ふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれており、ふくらはぎの筋肉が収縮することでポンプの役割をし、足に運ばれてきた血液を心臓に戻しています。そのため着圧ソックスは外部からふくらはぎの圧をかけることで、このポンプ機能を高めるはたらきをします。

この着圧ソックスですが、妊娠中に限らず、立ち仕事が多い方にもおすすめです。私も看護師時代、1日中立ちっぱなしだったので、夕方になると足がむくんだりすることもありましたが、着圧ソックスを愛用するようになってからはずいぶん楽になったのも懐かしい思い出の一つです。

4.塩分控えめの食事をとる

最も重要なのが、塩分控えめの食事です。でもこれが1番難しいんですよね…濃い味のものって、おいしいですもんね。ですが「濃い味のもの=塩分(ナトリウム)が多い」食事なことが多いです。

厚生労働省では「成人女性の1日の塩分摂取量は7.0g未満にしましょう」と定めています。これは妊娠中でも同じです。(ちなみに成人男性の場合は8.0g未満です。)ですが、厚生労働省の調査の結果、成人女性が1日に摂取している塩分量は平均して9.2gだったそうです。ちなみに世界保健機関(WHO)の推奨する1日の塩分摂取量は5.0g未満です。日本は島国であることも理由の1つですが、まだまだ塩分過多の状況なんですね。

塩分を摂りすぎるとなぜむくんでしまうかというと、身体には「塩分濃度を一定にしよう」とする機能が備わっているため、塩分過多になるとそれを薄めようとします。そうすると、水分をため込みやすくなってしまうんですね。そうした余分な水分が「むくみ」となる原因の1つとなります。

具体的な食事としては、和食が良いとされますが、基本的に和食の味付けは塩や醤油が多いですよね。そのため「減塩」のものを使ったり、既成の出汁を使わずにかつおやこんぶから出汁をとる、みそ汁を朝、または夜だけにするなどといった工夫をするといいかもしれませんね。

また海藻類や果物に多く含まれる「カリウム」は、塩分である「ナトリウム」を排出するはたらきがあります。そのためこれらをうまく取り入れるのも1つの方法ですよ。無理なくおいしく減塩に努められるといいですね。

まとめ

妊娠中は特に健康に問題ない人でも、妊娠による影響で生理的なむくみが生じる場合があります。この場合胎児にも影響はないのですが、中には放っておくと怖い疾患が隠れている場合もあるため、セルフチェックはとても大切です。気になる場合は、早めにかかりつけの先生に相談してみてくださいね。無理のないむくみ対策で、快適なマタニティライフを送りましょう!

 

❁よかったら応援よろしくお願いします❁

にほんブログ村 病気ブログ 医療情報へ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました